ウインカーを出すタイミングは、「交差点の手前30m!?」

教習所では、
「ウインカーは交差点の手前30メートルで出すように」と習ったと思います。

小中学校にあった25Mプールをイメージすれば、
30mという距離の感覚がつかみやすいと思います。

ただ、実際の交通環境の中では、
この「30mという距離」に融通を持たせた方が良い場面が多々あります。

より安全に走行するためには、この30mを「絶対に30m」ではなく、
平均して30m」と認識した方がいいでしょう。

例えば、郊外の流れの良い道を60km/hで走行している場合では、
交差点30m前でのウインカーでは遅すぎることが多いと思われます。

そのようなケースであれば、少し早めにウインカーを出した方がいいでしょう。

逆に、住宅地を5km/h(小走り程度)で走行している場合に、
同じ30m前にウインカーを出すとどうでしょうか?

曲がりたい交差点の手前にもう一つ交差点があるかもしれません。
他の車に手前の交差点で曲がると勘違いされてしまうと危険です。

このようなケースでは、少し遅れ気味にウインカーを出す方が、周りに勘違いされなくて安全でしょう。

ウインカーを出すときに大切なことは、
自分の運転する車の意思を、的確に、周りの自動車・歩行者・自転車に
伝えることを意識することが、最も重要です。