視線移動の重要性(ケース1)

では、運転のコツで重要度の高い「視線移動」とは、具体的にどのような事でしょう?

ペーパードライバーが運転する際に、
危険だと思った対象物の一点を注視してしまい、
その対象物の周囲の状況が、全く目に入らないといった事がよく起きます。

そのような時、最後までその対象物から視線を移動できない場合、
その対象物の直前で、ギクシャクして停車してしまったり、
最悪その対象物に追突してしまったりしてしまいます。

そのような行動を避ける為には、
自分の行きたい方向・走りたいスペースに視線を移動する「視線移動」が必要となります。

2つほど、具体的なケースを挙げてみましょう。

ケース1
先行車両が、ガソリンスタンドに入ろうと急減速!
その時、あなたの視線は・・

? 先行車両が、ガソリンスタンドへは入ろうと急減速!!

視線移動の重要性(ケース1)

? 急なことで、予想をしていかなったこともあり、
視線が、先行車両に釘付け状態!!

視線移動の重要性(ケース1)

? 視線とともに、体も固まり、
先行車両に追突寸前で、急停止。

視線移動の重要性(ケース1)

? もし、?の段階で、
ご自分が進みたい方向に、視線移動が出来てたら、

視線移動の重要性(ケース1)

? 余裕を持って、安全確認を行い、
先行車のお隣をらくらく通過。

視線移動の重要性(ケース1)

左前方に停車している車両を避けたい場合は、
その停車車両を注視するのではなく、
その右横のスペースや対向車の状況を見るように努めます。

「車は、ご自分が見た方向にしか進まない」
ことを認識しましょう。

対象物、(この場合は停車車両)は、視界の片隅で見る感覚で、
視線は、常にご自分の進みたい方向の状況を見るように
移動させていきます。