2007年06月
パーキングブレーキの解除方法
パーキングブレーキの解除で最も重要なことは、
「解除し忘れない事」と「完全に解除する事」の2点。
パーキングブレーキは、車両を停めておく為だけの非常に弱いブレーキですので、
解除してなくてもアクセルを踏めば車は動き出してしまいます。
気づかずに走行を続けると、発熱でブレーキ周りから炎が上がることも!
ペーパードライバーは、特に「解除し忘れ」と「不完全な解除」を
やってしまいがちなので、注意しましょう!
パーキングブレーキを解除した際は、インパネのパーキングブレーキランプが消灯したのを確認して、走行するようにすると良いでしょう。
パーキングブレーキタイプ別解除方法
手動タイプ(サイドブレーキ)の場合
解除方法:
先端のノブを押し込み、グリップ部を完全に下ろす。
ノブが押し込みにくい場合は、グリップ部を少し持ち上げながら押し込むと楽に押し込めます。
制御方法:
ノブを押さずに、グリップ部を持ち上げる。
左足タイプ(フットブレーキ)の場合
解除方法:
左足元にあるフットブレーキペダルを押し込む。
制御方法:
左足元にあるフットブレーキペダルを押し込む。
手動・左足の複合タイプの場合
解除方法:
インパネの下部(ハンドルの下付近)にあるパーキングブレーキ解除レバーを引く。
制御方法:
左足元にあるフットブレーキペダルを押し込む。
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オートマ変速機の使い方
オートマ変速機の使い方
まず、各ポジションの意味を確認しましょう。
P:車を停車・駐車させる時
動力がタイヤに伝わらない+変速機側でもブレーキが掛かっている
→パーキングブレーキを併用することで、2重にブレーキを掛けることができて安全。
R:車をバックさせる時
D:車を前進させる時(通常走行)
N:ニュートラル
動力が伝わらないが変速機側ではブレーキが掛かってない
→坂道などでパーキングブレーキを弱くかけると車が動き出すことがある
2:エンジンブレーキを利用する時
1:強力なエンジンブレーキを利用する時
強力すぎて危険なため、ペーパードライバーは使用不可。
通常は主に「P」「R」「D」を使用します。場合によって「2」を使用します。
ペーパードライバーの方は、「N」や「1」は使用しない方が良いです。
「2」に関しては、スピードが常に30km/h以上出ていて、常にブレーキを踏んだまま走行する長い下り坂の時に限り利用してください。
教習所で使用したような場所(スピードが出ていなくて、短い下り坂)で使用する必要はありません。
また、上り坂でこのポジションを使用しようとする方がいらっしゃいますが、上り坂で使用することはまず無いと思ってください。
チェンジレバー・ボタンの使い方
P⇒R→N→D→2⇒1
1→2→D→N⇒R⇒P
→チェンジレバー・ボタンを押さずに操作する。
⇒チェンジレバー・ボタンを押して操作する。
間違えてシフトすると、危険なポジションなる操作の際は、チェンジボタンを押下するようになっています。
オーバードライブボタン
ペーパードライバーに多いことに、チェンジレバー・ボタンの操作時にオーバードライブの切替ボタンを間違えて押下してしまい、オーバードライブOFFに気づかずに走行している方がいらっしゃいます。
オーバードライブOFF時には、インパネ部分にOD/offと表示されます。オーバードライブOFF での走行でも危険はないのですが、4速のオートマ車であれば3速までしかシフトアップしなくなる為、通常の走行では、エンジン音が大きくなり燃費も悪化します。
普段は、オーバードライブON状態で走行します。
オーバードライブの機能がある車種には、フロアシフト、コラムシフトともにシフト部分にボタンが付いていますので、確認をされておいてください。
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エンジンの始動方法
エンジンの始動方法
オートマ車の場合、以下の??を確認し、キーを右にいっぱいに回します。
?ギヤがPかNを選択していること(通常はP)
PとN以外を選択していると、キーを回してもエンジンが始動しません。
?パーキングブレーキが掛かっていること
「キュルキュル・・ブルルン」と音がし、エンジンが始動したら、キーから手を離します。
キーを捻る時間は、2秒間ぐらいです。
エンジンが掛かっても、しばらくキーを回したままにしていらっしゃる方が、時々おられますが、車にはあまりよくない操作ですので、始動後は速やかにキーから手を離します。
従来の車では、フットブレーキを踏んでいなくてもエンジンの始動は可能でしたが、安全性を高めるため、最新のマーチ等の車種では、フットブレーキをググゥット奥まで踏んでいないとかからない車種も増えています。
ペーパードライバーのエンジン始動時のトラブルとして多いことに、
ハンドルロックがかかってしまい、キーが回らないで困ってしまうということがあります。
ハンドルロックとは、車の盗難防止のため、キーを抜いてハンドルを左右に振ると、ハンドルが固定して動かなくなることです。
「車が壊れた!」と勘違いして、車に乗り始めて、このトラブルで初めてJAFに救援を依頼するという方も多いようです。
ハンドルロックは、故障ではありません。
ハンドルロックの解除方法は、キーを右にひねるように力を加えながらハンドルを左右に揺すると、ハンドルロックが解除されエンジンを始動することができます。
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ペーパードライバー向け、重要度順?道路標識!!(その2)
ペーパードライバー向け、重要度順?道路標識!!
(その1)に引き続き(その2)!
ここで紹介する標識は、一見すると重要度が低いように思われがちですが、
見落とすと即事故に繋がる、重要度大!標識です。
運転を始める前に、再確認しておきましょう!
横断歩道
信号機のない横断歩道には、必ずあります。
日中は、あまり注意する必要はありませんが、夜間の雨天の走行時には、
重要度大!となります。
濡れた路面は、ライトの光を乱反射させ、横断歩道や横断中の歩行者・自転車が、確認しずらい事が多々あります。
この表示で、横断歩道があることを認識してください。
横断歩道+一時停止
+
この組み合わせの横断歩道は、歩行者・自転車が通行していなくても、必ず一時停止を行います。
この組み合わせは、信号機はないが危険度の高い横断歩道や
優先度の高い道路に出る手前の横断歩道に設置されています。
車線数減少
普段はあまり気にかけない、背景が黄色の「警戒標識」の中にも、気にかけた方がよい標識があります。
その一つが、「車線数減少の標識」。
ペーパードライバーで車線変更が得意な方は多くありませんので、この標識には注意が必要です。
標識を利用することで、早めに車線変更の準備にとりかかれます。
標識内の表示は実際の道路と、同じように描かれています。
どちらの車線がなくなるのかも確認することができます。
踏切あり
ペーパードライバーには以外にも重要。
明るいお昼の時間であれば、踏切を見落とすことは少ないのですが、
暗い夜間の時間帯は、意外にも簡単に踏切を見落としてしまいます。
踏切の手前には、必ず「踏切あり」の標識があります。
以下の標識は、規制標識とペアで設置されることのある「補助標識」です。
小さく、見落としやすい「補助標識」ですが、
この標識の有無によって規制標識の意味が全く異なってきますので、
注意が必要です。
終わり
この2つの標識は、ペアになる規制標識の区間が、この標識の位置で終わることを意味しています。
例えば、「一方通行」+「おわり」の標識であれば、一方通行区間はここまでですよ。の意味となります。
始まり
終わりと反対の意味です。
「最高速度50km/h」+「始まり」の標識であれば、
ここからの区間の最高速度は、50km/hですよ。の意味になります。
車の種類
「指定方向外進行禁止」+「大貨」の標識であれば、
大型貨物車に限り、指定方向外進行禁止の制限がありますよ。の意味。
このケースであれば、皆さんが運転している小型・普通乗用車には関係のない「指定方向外進行禁止」の標識となります。
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ペーパードライバー向け、重要度順?道路標識!!(その1)
教習所時代には、たくさんの標識を覚えたような記憶があると思いますが、
実際はなかなかお目にかからない標識も数多くあります。
ここでは、頻度の高くて、重要度の高い標識から確認していきましょう。
中には、「そんなに重要じゃないよね」と思っていた標識の中にも重要なものがあると思いますよ。
一時停止
最重要標識!!
この標識がある場所では、とにかく絶対止まること。
通常は、停止線とセットで標識がありますので、停止線の位置で一時停止。
もし、その場所から安全確認が出来ないときは、歩行者・自転車等に気を付けながら、左右の見通しのできる所で、再度一時停止を行うこと。
あまりに良く見かけるためでしょうか?
この標識を軽視しているドライバーが多すぎます!!
交差点で、こちら側に一時停止の表示があるということは、
通常、左右の道路には一時停止の表示はありません。
停止をしなければ、ロシアンルーレットのような確立で、
事故を起こしてしまうと思ってくださいね。
進入禁止
交差点の入り口にあります。
この標識のある道には、こちらから進入してはいけません。の意味
一方通行
進入禁止と対になる標識です。「この道は、矢印の方向にしか通行できません」の意味。
指定方向外進行禁止
以外にも重要!この標識は、交差点にあります。「→のある方向以外には、進入してはいけませんよ」の意味。
例えば、この標識では、交差点の右への道は、進入禁止でなくても
こちらから右折してはいけません」との意味。
右折待ちをすると、後続車が渋滞を起こしてしまう交差点などに
良く設置されていることが多いようです。
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上手なミラーの使い方。
スムーズな運転を行う上で、もう一つ重要となるのが、「上手なミラーの使い方」です。
ミラーを使い、自車の周りの状況を予め把握することが、
いざという時の余裕に繋がります。
例えば、片道2車線の道路の左レーンを走行中、
前方に停車車両を見つけた場合、
予めミラーで左車線の状況を見ていれば、
車が居ないと分かっていれば、早めに右レーンへの車線変更が出来ます。
もし車が居ると分かっていれば、自信を持って停車車両の手前で減速あるいは停止し、
右レーンが空くのを待つことができるでしょう。
もし、同じケースで、予めミラーで右レーンの状況を確認していなかったとしたらどうでしょう?
前方に停車車両を発見、その停車車両が気にかかり、
今更ながらなかなかミラーをみる余裕の無い。
更に停車車両が目の前に迫ってくる、とうとうミラーを見ることなく停車車両の後ろで停止。
停止してから始めてミラーで右車線を確認。これでは、スムーズな運転は出来ませんよね。
教習所でも安全確認の為に、安全確認の方法及びミラーでの安全確認を練習したとは思いますが、
それは車の停止状態あるいは、超低速時の確認だったと思います。
一般の運転では、周りの交通の流れに乗るということが、重要になります。
法定速度、制限速度を守るということが基本となりますが、
教習所時代の教習車での運転と同様に運転しようとしても上手にはいかないでしょう。
なぜなら、教習車は周りから教習車と一目で分かるようにデザインされてますし、「教習中」とも表示もされていますので、周囲の車が車線変更の為のスペースを譲ってくれます。
もし教習車と同様に、一般乗用車で運転をしてしまうと周りからクラクションを浴びることでしょう。
クラクションを鳴らされるということは、交通ルールは守っていたとしても、
危険な運転をしているということでもあるのです。
ではどうすれば、クラクションを鳴らされないスムーズな運転が出来るのでしょうか?
答えは、視線の移動とミラーの上手な使い方にあります。
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メリハリを付けて、60%の力で運転をしよう!
「視線移動」をスムーズに行うためには、
「運転に余裕を持つ」という事が重要になります。
なるべくリラックスした状態(視野の広い状態)で、運転するように心がけます。
感覚としては、ご自分の運転技術の60%の力を発揮して、運転するようにします。
余力の40%は、何かのアクシデントの備えて、とっておきましょう。
この40%の余力が、「視線が固まるような場面」での、
スムーズな視線移動に効いてきます!
前のめりになるような姿勢で運転している方は、
ほぼ100%の力を出し切ってるので、リラックス!リラックス!!
リラックスするには、どうすればよいか?
ズバリ、スピードを落とせばいいのです。
ただここで勘違いしてほしくないのが、
スピードを落とすと言っても、人が飛び出しそうな危険そうな場所や
カーブ等自信の無い場所でスピードを落とすのです。
具体的には、そのような場所の手前でスピードを落とします。
スピードさえ落とし、危険を予測していれば、こんな場面でも
1枚目の画像と違って、こんな感じで、見ることが出来ます。
逆に、安全な場所であれば、俊敏な加速で交通の流れに乗るように意識します。
つまり、「メリハリを付けた運転を行う」という事が、「視線移動」スムーズに行うコツとなります。
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視線移動の重要性(ケース2)
視線移動のまずさが引き起こす、
ペーパードライバーがやってしまいがちな具体例をもう1つ。
ケース2
? 慎重に慎重にハンドルを切っていく。
ここまでは、上出来・・・
・・・だが、運転しているペーパードライバーの視線が・・・
? あ?!!
視線が近くて、内側にばかりに気を取られているため、
ハンドルを戻し遅れた!
? 左折後内側のガードレールが迫ってくる!!
さらに視線は釘付け状態・・・体も金縛り状態!!!
? もし、?の時点で、進行方向に視線を移動させていたら、
ハンドルの戻し遅れは、発生しなかったのでは。
ハンドルの戻し遅れは、視線移動に原因があることが多いんです。
左折する先行車がいる場合には、
その先行車を目で追いかけると、上手に曲がれます。
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視線移動の重要性(ケース1)
では、運転のコツで重要度の高い「視線移動」とは、具体的にどのような事でしょう?
ペーパードライバーが運転する際に、
危険だと思った対象物の一点を注視してしまい、
その対象物の周囲の状況が、全く目に入らないといった事がよく起きます。
そのような時、最後までその対象物から視線を移動できない場合、
その対象物の直前で、ギクシャクして停車してしまったり、
最悪その対象物に追突してしまったりしてしまいます。
そのような行動を避ける為には、
自分の行きたい方向・走りたいスペースに視線を移動する「視線移動」が必要となります。
2つほど、具体的なケースを挙げてみましょう。
ケース1
先行車両が、ガソリンスタンドに入ろうと急減速!
その時、あなたの視線は・・
? 急なことで、予想をしていかなったこともあり、
視線が、先行車両に釘付け状態!!
? 視線とともに、体も固まり、
先行車両に追突寸前で、急停止。
? もし、?の段階で、
ご自分が進みたい方向に、視線移動が出来てたら、
? 余裕を持って、安全確認を行い、
先行車のお隣をらくらく通過。
左前方に停車している車両を避けたい場合は、
その停車車両を注視するのではなく、
その右横のスペースや対向車の状況を見るように努めます。
「車は、ご自分が見た方向にしか進まない」
ことを認識しましょう。
対象物、(この場合は停車車両)は、視界の片隅で見る感覚で、
視線は、常にご自分の進みたい方向の状況を見るように
移動させていきます。
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